白鍵盤の木口はがし工具づくり
昨日は午前中にて仕事納めでした。午後の空いた時間に、以前から作って見たいと思っていた工具つくりをしました。市販されている白鍵木口はがし工具もありますが、価格もそこそこしますし、前々から自作で作って見ようと思っていたものです。
材料は、以前棚を作った時の半端材を2枚接着して土台を作り、近くのホームセンターで、ネジ、ワッシャー、L字金具を購入。包丁は穴を開けるのが大変だと聞いておりましたので、とりあえず100円ショップで購入した穴あき包丁を用意。実際の鍵盤を置きながら、ネジ止め、鍵盤のあたる部分には、半端で残っていた赤のブッシングクロスを貼り付けました。包丁のストップの役目は、キャプスタンスクリューを取り付けました。微調整が出来るのでとても良いです。これでテストをしましたが、包丁が多少左右にぐらつくので、そこで思いついたのが、消音ユニットを取り付ける際に外す、アクション次高音部にありますL字金具を2個用意して、サポートとして取り付けました。最初よりも左右にぐらつかないので、安定度は増しました。再度数本テストした結果思った事は、100円ショップの穴空き包丁だと両刃になっていて、木口を剥がす際に、鍵盤側の木を少し圧縮してしまう事が分りました。なので、今度は片刃の穴あき包丁を購入して、やって見たいと思います。いづれも鍵盤を温めないでそのまま行ったので、温めれば今の状態でもスムースに剥がせるかな?とは思います。別の鍵盤ではサクッと剥がれた物もありました。包丁は鍵盤木口に当たらない部分は、怪我をしない様に、グラインダーでカットや面取りしました。第1作目としては、上手くいったかな、と自己満足です。材料費としては500円くらいで済みました。年明けには木口を5~10本くらい同時に温められる工具を作ろうと模索中です。今年1年間、ありがとうございました。