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スタインウェイC型のバックチェック交換

2019/03/02
バックチェック

スタインウェイグランドピアノC型所有のお客様のバックチェックの交換をしました。このピアノは、1961年製のハンブルグスタインウェイです。約58年ほど前のピアノになりますね。ハンマーのストップが悪くなって来て、ハンマーの二度打ちの原因になって来ましたので、お客様に相談の上、交換をする事にしました。当時のバックチェックの方が若干厚みはあり良い感じではありましたが、流石に58年も経過しているともう駄目ですね。でもそれだけよく持った物です。新しいバックチェックはパーツも柔らかいので、音も良くなる事を期待しつつ行いました。今は電動ドライバーがあるので、大変助かります。バックチェックを外す専用の冶具を取り付けて、1個とばしで交換します。旧部品との高さを合わせつつ、外しては新しい部品を取り付け、ひたすらその繰り返し。電動ドライバーも重さがあるので、ずっとやっていますと肩が疲れます。左右交互にドライバーを持ち替え、やっと88鍵分交換。当然の事ながら、左右、前後のずれを修正しハンマーストップまで約3時間半ほどかかりました。アクションを入れて音をだしたら、スタインウェイの響きが更に良くなりました。音が引き締まって、明るくなり、艶のある何とも言えないいい響きになりました。整音で音が変わるのはもちろんなのですが、バックチェックはパーツの中で一番音質が変わりますね。次に変わるのは、レギュレチングボタンパンチングクロスです。これも穴が空いていたりすると、整調も揃いませんが、新しく貼り替えただけで、抜群に音色が良くなります。