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小原 孝先生による芸術鑑賞教室

2019/07/13
スタインウェイD

7/10 群馬県太田市のエアリスホールにて、小原 孝先生によります県立高校の芸術鑑賞教室が開催されました。使用ピアノはスタインウェイD型(1994年製)でした。スタインウェイの響きと音色が、とても素晴らしいピアノです。

前日の夕方より調律に入り、小原先生は当日午前11時頃お見えになりました。その間、再度ピアノの状態をチェック、万全の体制でお出迎え致しました。

今回は、高校の芸術鑑賞教室という事もあり、良く耳にするクラシック曲を中心に、先生のアレンジによる曲、学校の校歌とアレンジバージョン、高校生うけするポビュラーのメドレー、最後はこれぞピアニストという圧巻のラ・カンパネラでした。繊細なタッチ、コントロール、アレンジの素晴らしさを実感致しました。実は先生のコンサートは2度目の調律で、1回目は約30年近く前に「猫踏んじゃったシリーズ」を売りにされていらっしゃた頃にお会い致しました。

小原先生の演奏の中で、ふと気になった事があったので、演奏終了後に質問致しました。

ポピュラーメドレーの際に、次の曲に移る出だしで、前の曲の余韻が残っていて生ピアノの演奏ではあまり感じた事がない響きの感触があったので、「もしかしてソステヌートペダルを使用されていましたか?」とお聞きしました所、「他の曲でも所々使用しています。」とお答え頂きました。とてもいい感じの響きで次の曲に移ったのが印象的でした。

写真は舞台袖で先生と記念撮影。演奏の技術力、とても優しくて気さくなお人柄がとても素晴らしい方だと改めて思いました。