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カワイアップライトピアノの張弦修理 ②

2019/09/19
BL71

カワイBL71 新しい弦を張り始め、一通り張り終えました。外した針金押さえを元に戻します。こじ角を同じにしないと、調律中に弦の間隔がずれてしまったり、弦が切れやすくなってしまいますのでとても重要なポイントです。その後チューニングピンの高さや弦の間隔調整などなど、元の形に戻します。その後チッピングと言って、おおまかに音程を合わせて行きます。手ではじいたり、弦ではじいたりして音を出しながら感覚で合わせます。低音は太くいい音が出ている感じです。

次回はアクションの修理に入ります。

 

低音の巻線を張っているところ ↓

 

弦を一通り張り終えたところ ↓

 

巻線の切り口を向こう側にきちんと揃えます。

内部掃除などをして、あとで手を怪我しない為の拘りです

(黄色い丸で囲んだところです) ↓