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アコースティックピアノのペダルを軽くする方法

2019/10/28
ペダル

ピアノのペダルを軽くする方法です。画像はカワイアップライトピアノですが、ヤマハも同じ様に出来ます。年代、機種によっては、「ラウドペダルやソフトペダルが重くて疲れる。」と言う事を時々言われる方がおられます。

その様な時に、単純な発想ではスプリングを弱い物に交換すれば軽くなる。と思いますが、ピアノのペダルに使える様なスプリングは市販品ではなかなかありません。要はスプリングの圧力を弱めて上げれば、ペダルを踏む力が弱くて済む、と言う事です。

アップライトピアノの場合、底板の厚みはだいたい24mmくらいはあります。ペダルの部品をすべて外して、スプリングがついている場所はもともと少し掘ってありますが、それをさらに掘ります。だいたいプラス5mmも掘って上げれば、だいぶ軽くなります。もしやり過ぎたとしても、厚紙や皮やフェルトを貼って調整すれば全く問題ありません。グランドピアノのラウドペダルも可能です。シフトペダルはやり方が変わります。是非一度お試しを。

充電式ドリルに座ぐりビット(フォスナービット)をとりつけ使用 ↓

クリックすると動画が見られます ↓

ペダル天秤を外すと、スプリングが取り出せます ↓

スプリングは簡単に外せます。この下のプラスチックの部品は、プラスドライバーで外せます。↓

 

 

ヤマハYUAのラウドペダル ↓

溝を深くしたところ ↓